日常の切れ端を抱えて旅にでようか
あてもなく歩き続けたら
この魂はどこへ向かうのか
どこを目指すのか
途方にくれながらも
大切に抱えてる切れ端は
無くさないように
落とさないように
切れ端を抱えて旅にでようか
耳の奥で鳴り響く
怒号とでも表そうか
重たく冷えきった
メロディとも言えない音が
溢れんばかりに
鳴り響く
批判や中傷を受け止めながら
響く傷みを影に隠しただ
耐え忍ぶだけ
己の魂は潔白なのかと
己の言霊に刃はありはしないのかと
ただ問答す
己の正義は他の正義とは限らず
己の過ちが他の過ちとも限らず
ただ赴くまま
生きるほかなしやと