2014年10月8日水曜日

だから僕は心の鍵を閉めた

ただただ日々は過ぎ去ってく
ゆっくりと動く心を無視して

足早に通り過ぎる影
残されるのは君の残笑
それは刹那に輝く残照となってく

異なる時を刻んでる僕らはきっと
交わることはないから
心の鍵を閉めて空に投げた

走り去っていく日々を背に
スローモーションみたく歩む

影は日毎に薄くなり
覆い包む影と同化するように
暗がりに飲み込まれてく

繋がる時はないと告げる鐘が
低い音を響かせるから
心の耳を塞ぎ丸め込んだ

記憶には君の残笑
この瞳(め)には暖かな残照

遠ざかる時を証明する格子が
行くてを阻み続けるから
心の瞳(め)を閉じて暗がりに堕ちる

異なる時を刻んでる僕らはきっと
交わることはないから
心の鍵を閉めて空に投げた