2015年9月2日水曜日

時に二人

時を止めずに追いかけたあの日を
君はいまなら何て言うだろう
僕らの歩いてきた道は
間違いなんかじゃないと
言ってくれるかな

強い風に押されるままに出逢った僕ら
気付けば見知らぬところまでやってきてた
見たことのない景色は高揚し
あの日僕らを手招いてた空
それは今でも輝いていて

止まない風に抵抗してさ
必死にしがみついていたのは妖で
堕とされた言霊はなしのつぶて
空虚とともに消えた

あの時を止めたら僕ら
今頃何処にいたのかな
君の声が飛んでく先に
見えたのは真白だった

眩さに切り裂かれた言霊
二つ別れて飛んでく 堕ちてく

時が過ぎても容姿(すがた)見せない君
何処へ行けば逢える
何処へ行けば逢える・・・

木霊す抑揚のない声
徐々に重なってくそれを
僕らは他人事みたいに眺めてた
背中合わせに眺めてた

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