2015年10月30日金曜日

ある日

赤い日

君と出会った


青い日

君が泣いた


黄色い日

君が笑った


黒い日

君が怒った


白い日


君と別れた

2015年10月28日水曜日

明日(あす)の空

明日の朝
僕はいくだろう
明日の朝
君とは違う道を選んで

人生に問いかけて明日を見てみる
何が見えた?何が映った?
人生に問いかけて明日に耳を澄ませる
君の声は遠く離れてた

明日の空に描いてく未来は
自由という枠に囚われて
みんなポップな色の筆をもつ
真白な筆を持ち
真白な雲に明日を描き
僕はいこう

明日の空
僕は描こう
明日の空
君が描かない未来を

2015年10月20日火曜日

あの空を追いかけて、僕はいくよ

遠く続いてく青を
どこまで追いかけていこうか
共に流れてくしろと共に
どこまで追いかけていこうか

やがて青はオレンジに染められ
時に血染めの朱(あか)になる

果ては紺青から漆黒へ染まり
イルミネーションを纏い始める

繰り返されていくその光景に
追いついては離されて
いつまでも追いかけてく
果てしないその姿
眩いばかりのグラデーション
あの空を追いかけて、僕はいくよ

2015年10月15日木曜日

その刹那、別て

目の前を歩くひときわ大きな背中
突然小さくなったそれを受け止めきれず
その刹那、別て

大きく温かい手に包まれてた日々は
いつしか懐かしい時間(とき)になってく
温もり返すように
その小さな手を包む日々が永遠に続くように
優しく穏やかな光のように包もう
あの日の貴方のように

過ぎ行くときの光に手をかざす
この手にその熱を移すように
その温もりを貴方へ返せるように

心の一片一片に刻まれた柔らかな光を摘み取って
貴方にあげる

ひとつひとつ重ねられた奇跡を
真綿で包んで届けよう
壊れぬよう優しく
この刹那、別て

2015年10月7日水曜日

Piece of Music

紡げ拗らせMelody
砕くように踏み鳴らすんだRhythm
飛び越えてくぜそのPiece of Music

昨日紡ぐ白い影に手を振って
黒い明日に手を掛ける

縁をKnock Knock叩けば
開く未知に飛び込んでいけ
迷わず出すんだそのStomp

殴り込んでけTomorrow
力一杯刻み込むんだBeat
解き放つんだそのPiece of Music

黒い幕突き破るんだ
両手に抱えたそのSoulで
いま

紡げ拗らせMelody
砕くように踏み鳴らすんだRhythm
飛び越えてくぜ
いま
解き放つんだそのPiece of Music

2015年10月4日日曜日

Veil

今日も零れるため息を一つ一つ拾って鞄にしまい込んだ
君に見えないように
君に拾われる前に
そうしないと何だか僕ってやつが壊れてしまいそうで
僕ら二人の均衡が崩れてしまいそうで
手が触れそうで触れない
そんな君との距離
僕は壊してしまいたくないんだ
例え苦い涙飲んでも

"好き"とたった一言
言えたらどれだけ楽だろう
"愛してる"と抱きしめられたら
どれだけ心軽くのだろう
けれど僕には出来ないんだ
君が離れていくのが怖いから

今日も息を詰めて
君に気付かれないようにって
馬鹿みたいに笑ってる
心見透かされないように
ベルベットみたいなベールで隠す

その瞳に溺れないように
目を細めて笑ったら ほら
瞳そらしてることわからないでしょ
見つめてしまったら
一瞬でベールが取れてしまうから

離れていかないように
今日も僕ら距離を保って歩いてく
僕ら歩く道が交わらなくとも
守っていくよ これからもずっと
君が気が付かないくらいな距離で
君が幸せになるの見つめながら