応えのない雄叫びが騒ぎ始める夜半
滴のない涙が音を立てて渦巻いてく
何故生きてる?
何故生きてる?
何故生きてる?
抜けない闇の向こうには
別世界拡がってんだきっと
知る由もないその次元には
必死こいて走ったって追いつきゃしない
何が使命だ?
何が使命だ?
何が使命だ?
開いた扉の先に待ってるのは
天使か悪魔か妖か
見えない姿に翻弄されるんだ
何故生きてる?
何が使命だ?
ってか使命ってなんだ?
本当にあるのか?
こんなちっぽけな輩に使命なんて
何故生かされてんだ?って
ミエナイコタエに惑いあぐねる
時々ふと聞こえてくるんだ
静かに忍び寄るそれの気配
昇りゆく光が支配する明け方まで
所構わず現れては薄ら笑い
気付いた頃にはもう遅くて
それは悠然と飛び廻り
漆黒に埋もらす
溶解速度遅いその黒は
光に溶けても溶け残り
積もり溜まっていくばかり
白い炎は聞こえない
黒い氷が煩く騒ぎ
侵していく
喜怒哀楽奪い取られ
残るのはこの無表情かな
蓄積されてくその黒が
侵していく
オカサレテク・・・
明日の空に広がる青は
あなた繋いでいくの?
あなた解いていくの?
いずれにしろその青に
僕は触れられない
雫こぼれた涙色
いつの日か晴れる日は来るだろうか
降り続く雨はいつか止むと誰かが言った
その言葉は信じていいの?
心の水分すべて絞りとるように
締め付け溢れてく青は遠く
その手を掴み飛んでいければ
苦しみも一緒に飛んでいくかな
最後にみせた笑顔に
甘えてしまった僕を許して
遠ざかってく青のグラデーション
口を開けたブラックホール
吸い込まれてく身体留められずに
真っ逆さま堕ちてく
色を失った瞳から
溢れ出すのは黒色の滴
輝きを失くした世界はモノトーン
遠ざかってく輝きに届く光もなくて
沈殿した黒に心染めてく
明日の空に広がる青は
あなた繋いでいく
あなた解いていく
その青に
僕は触れられない
目の前を通り過ぎる人影
儚く散りゆくそれを
ただ見つめるだけしかできないの
僕らはただ今日を生くだけ
過ぎ行く時を止めることはできなくて
蒼白くなってくあなたを
手をこまねいて見つめるしかないの
儚く散り急ぐ時を
胸に抱きいくよ
衝撃で枯れた雫
流れゆくまで
慟哭のように響き渡る遠くで
幻のようにこの胸に流れ込む
あなた叫ぶ声に
応えることも許されないの
刹那に堕ちゆく時の
魂(こころ)抱いていくよ
やにわに鳴り響いた鐘の音が
途切れるまで
薄れゆく気配に差し伸べた手は
虚しく行く先を失って
ただ結末を手招くだけ
儚く散り急ぐ時を
胸に抱きいくよ
衝撃で枯れた雫
流れゆくまで