どんなに心が壊れても
生くしかないんだろう?
暗い顔ぶら下げて
誰も近づきゃしないさ
遠ざかってくみんな
遠ざかってくすべてが
薄ら笑う声も
光のない冷たい眼差しも
吸収しようすべて
たとえ止まない雨だとしても
時とともに過ぎていく日々を
歓喜の歌で彩れるのは一体どのくらいだろう
時とともに過ぎていく日々を
悲壮なメロディで締めくくるのはどのくらいだろう
当たり前のように過ぎていく日々が
尊く思えるように
当たり前を愛せるように
積み重なる欲を壊せ
生きてるということは
それはいずれ死ぬということで
それが今なのか遠い未来なのか
わからぬまま見えぬまま
一日一日を積み重ねてく
大きな愛で塗り固め
日々を終えていけたらどんなにいいだろう
明日という真っ白なキャンバスを
愛の色で塗りつぶせ
そして最後には歓喜の歌を叫ぼう
価値観 縛られ
文句こぼす 唇
連ねてく 日々
辟易する 頭脳
疲弊する 今日
短くなる 明日
いらない いらない
わかりながらもあるんだここに
長く永く あるんだここに
知ってる
もうなくなってしまえばって
でもあるんだここに
ごめんね、ごめん
いてはいけない存在が
いま此処に存在してるのかな
誤って取り上げられた魂は
何処へ戻ることでもなく
此処に居る
誰だってそう
間違うことはあるでしょう
だからきっとこれは
創造主の謬り
"お前は冷たい"
脳内に響き渡る声ゞが言う
じめっと纏わりつく空気のように
ゆっくりとゆっくりと侵食する
そうなのでしょうきっと
口を揃えて皆が言うなら
さぁいま認めよう
"私は冷たい"と
瞬間
終ぞ蝕まれていく神経に
一体いつ迄耐えようか
口を揃えた声ゞは
"自分たちは温かい"というのだろう
それでもなお
並べ立てた御託
隙間埋めるように
乱暴に放り投げた朝
これ日常
呆れるように吐くため息
思考白く染めて
盲目を増やしてく
際限ない自由は
終わりのない孤独だ
尻尾じゃれて回るように
ただ今はRolling sympathy
非情にも過ぎゆく時を
追いかけるでもなくただ流され
無表情に見つめる先に
一体何があると言うの?
醜く歪む心
苛まれる嫌悪に
追い討ちかけた鐘の音
突き堕とされた先は何処へ向かうの
次々に去ってゆく灯
その度に沈めた焔
やがてなくなるのでしょう
残された闇とともに
スカイブルーの絵の具撒いたような空
織り成すハレーション
虹のヒカリは何処へ差すの
遠慮がちに蒔いた種
芽を出すのは何時ぞや
そんなことも知らず
弱い心で「育てよ」と
モノクローム空
セピア色の街
色褪せた世界紡ぎ
織りなす 妄想カラー
星から取った光散りばめて
さんざめく夜を創ろうか
朝焼けは2色のグラデーション
キャンバスには3色の夕空
モノクローム空
セピア色の街
色褪せた世界紡ぎ
織りなす 妄想カラー
鈍色の空に
ぶちまけて虹色カラー
なんてことない文様を
描き 連ね 重ね 幾重に
闇夜 過ぎる風が
頬をかすめゆく刹那
伝い堕ちる滴
指先で掬う
夜毎舞い踊るは艶(あで)に
姿隠す漆黒は時に短く
かすか光 手繰り寄せば暁(あかつき)
遠き日々を想う
酔いしれるような光景(けしき)もなくて
眉をひそめるような眩さもなく
時を巻き戻せるとしてもきっと
戻ることなく生くのだろう
見えないその向こう側へ
深い闇越えて
光探してた背景画
描いては破り棄て
透明なキャンバスを探すのだろう
味気ない過去(みち)を過ぎ
続いてく未来(みち)は幾重も重なって
惑う足もと
進むこともできずに
祈るように見つめたその先に
ダークグレーの空が光る
堕ちゆく光掴まえて
朽ちゆく明日へ投げ込もうか
深い闇越えて
光探してた背景画
描いては破り棄て
透明なキャンバスを探すのだろう
朝靄かかるころ
時としてそれは
この身隠す絹のようで
赤に染まる眼(まなこ)
現(うつつ)より遠去ける
如何程かとも分からぬまま
解せない脳を叩き起こし
あどけない笑顔を送る君を
この瞳(め)に焼き付けよう
薄衣へ伸ばす手を
その手で引き寄せてさ
そうして微笑んでて
止まらない空
酔いそうな光り
どれもきっと現実で
どれもきっと虚構なんだろ
"何てあの子は勝手なの?"
自分勝手な魂が叫ぶ
所詮人は皆自分勝手
だけど それでいい
きっと それがいい
人は人 自分は自分さ
それは普遍な感性
人それぞれで片付けたらいいじゃない
ちょっとやそっとイラつこうときっと
仕方ないって思ったが勝ち
どのみちストレス抱え込むなら
争い避けて抱えこめよ
時々怖くなるんだ心が
明日がある
何気なく当たり前に明日が来る
それだけで
ただそれだけで幸せなのに
これ以上何を求める?
傲慢な魂は
醜い祈りの果てに見えるのは
強欲で穢らわしい成れの果てか?
これ以上何を望む?
何故愛を請う?
恍惚は突如として恐怖に包まれ
青白い光が全身を巻き込んでく
もう戻ることは許されないの?
真っ白なの頃には
その願いこそが
傲慢だと教えているのだから
明日へ響け
叶わぬならそれもそれ
潔く在りたいんだ
遠くとも
君
響かせる水は
大きな海原かそれとも
形振り構わずもいいだろう
ならば辿り着くまでしがみつけよ
君
飛び立つ空は
無限の宇宙かそれとも
響かせろよ明日へ
飛んでいけよ遥か彼方
無謀に向かって