2012年9月22日土曜日

Utakata

"知識"という名の足枷が
年々重さ 増しまして
前へ宙(そら)へと舞い出づる心(み)を
一歩一歩と押し返す

心ばかり 焦りの色に染め上げ
全てが所詮は泡沫と
諦めの色を濃くするほかないの?

いつかは泡となり消えゆくものと知りても
今はただ この想い綴りゆくだけ
束の間のことと知り心の糸途切れても
足掻きに踠かん この躯 果つるまでは

擅(ほしきまま)にならない己(おのれ)の身を
持て余してはひたすらに想う
この魂(み) 捧げるべきは
已(すで)に交わりある方なのか

疑いては心の疲弊 加速し
全てが果無げに映り
ただ無情へと時を刻んでゆくの?

いつかは泡となり消えゆくものと知りても
今はただ この心紡いでゆくだけ
束の間のことと知り心の色無くしても
与え捧げよう 喩え 悶え苦しんでも

喩え この世が泡沫と知りても
紡いでゆかん 無情が吾等別つまでは

いつかは泡となり消えゆくものと知りても
今はただ この想い伝え申すだけ
束の間のことと知り心の色褪せても
与え捧げよう 喩え 悶え苦しんでも
この躯 果つるまでは

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