2016年6月21日火曜日

嫌われ者

ああ 何度も何度も間違ってんだろうな
空気読んでるつもりが掻き回してるだけでさきっと
馬鹿みたいな気遣いが
回り回ってご迷惑おかけしてますみたいな

嫌われるのは日常で
慣れてるはずなのに
ほら傷ついた顔してる

嫌われ者だものって
現実は受け入れなきゃ
わかってるけど難しいのね
ほらまた
嫌われてなんぼだとか言いながら
この世の終わりみたいな顔して俯いてんだ

2016年6月20日月曜日

涙雨

浮かぶは涙雨
さらりゆれる背中にさよなら呟いて
遠ざかってく姿も見えないみたいだ

ひとつひとつ時を重ねて
ふたつみっつ流れて行く景色を
視線で追う横顔に
トクトクなる鼓動隠しながら
いつまで隣にいられるだろう

迷い日々は過ぎ行き
儚くも溶けてなくなるみたいに
ありもしない"永遠"とか
願いたくなってしまうのかな

浮かんでは消えて
雲みたく流れてく空を
見上げたときには時すでに遅しで
光は涙雨

"ing"っていう現在進行形
いつか全てが思い出に変わるのだろう
その日まではただ
心寄り添ってたいから
上がってく脈拍
どれだけ抑え込めるかな

枯れ行く花には水をあげよう
少しの時でも
このひとときが永らえるように

瞬きは一瞬で
反射するのも間に合わずだきっと
虚しさの向こうに
明日を見るんだ

涙は全て委ねればいい
こっちの分の笑顔もあげる

浮かんでは消えて
雲みたく流れてく空を
見上げたときには時すでに遅しで
光は涙雨

浮かぶは涙雨
さらりゆれる背中にさよなら呟いて
遠ざかってく姿も見えないみたいだ

2016年6月9日木曜日

俯いて見上げた空に見えたのはあなたでした

時が経つのは早いもので、一体あれから何年経ったのでしょう。
一歩一歩、確実とは言えませんが、一日一日を自分なりに歩いています。
恥ずかしいところは見せられぬと、自分で自分の頬を叩きながら、進んでいるような日々です。
あなたは言いましたね?あの時私に。
だから私はこうして生きているのです。
悲しみさえ覆い尽くしてしまうような、暖かく麗しい日々がやってくればいいのだけれど、こちらは苦しみや哀しみで覆われてしまいそうな雲行きです。
そちらはどうですか?きっと華やかなのでしょう?
だってあなたがいるのですから。
未練がましくも、こんな手紙を書いては丸めて、書いては丸めてを繰り返しています。
あまつさえ、もうあなたに届いているんじゃないかだなんて思い耽りながら。
このようなことを繰り返していながら、散々と書き散らしながら、結局はこの一言だけしたため封をして、あなたに送るのでしょう。

俯いて見上げた空に見えたのはあなたでした。

2016年6月6日月曜日

純粋同盟

かなしいかな世間は
純粋で居続けること赦してはくれないから
いくつもの人格(かお)作って
なんとかバランス取ってんだ

へたばって見えるのは黒だけだ
這いつくばっても笑み浮かべて
さぁ邪な世界の一因になろうか

守れないなら壊せばいいさいっそ
てめぇでてめぇを傷つけたって
誰も傷まないさそれどころか
一握りの純粋ぶっ壊して
淀んだ世界の一員になればいい

いつか壊れるなら先に壊せばいい
なんて弱者の戯言かな
必死に純粋守ってる君を背に
伝うは一筋の泪かな

君みたく強くなれればいいのだけれど
どうやら僕には無理みたいだ
一足お先に失礼するよ
きらきら輝く純粋同盟
逆しまな世界を変えるとかいう
少しのきらきら携えて

2016年6月1日水曜日

曇り時々晴れ間

広がるのはグレーのカーテン
色の無い無彩色な空色
時としてオレンジがちらりと顔を出すけれど
すぐに逃げて隠れて

胸に広がるのは
さあ?どんな色だろう
無彩色には濃い薄いしかないのだけれど

曇り時々晴れ間
そんなとき君ならばどう思う?
曇り時々晴れ間
僕ならばきっと
ときどきオレンジ