2016年6月20日月曜日

涙雨

浮かぶは涙雨
さらりゆれる背中にさよなら呟いて
遠ざかってく姿も見えないみたいだ

ひとつひとつ時を重ねて
ふたつみっつ流れて行く景色を
視線で追う横顔に
トクトクなる鼓動隠しながら
いつまで隣にいられるだろう

迷い日々は過ぎ行き
儚くも溶けてなくなるみたいに
ありもしない"永遠"とか
願いたくなってしまうのかな

浮かんでは消えて
雲みたく流れてく空を
見上げたときには時すでに遅しで
光は涙雨

"ing"っていう現在進行形
いつか全てが思い出に変わるのだろう
その日まではただ
心寄り添ってたいから
上がってく脈拍
どれだけ抑え込めるかな

枯れ行く花には水をあげよう
少しの時でも
このひとときが永らえるように

瞬きは一瞬で
反射するのも間に合わずだきっと
虚しさの向こうに
明日を見るんだ

涙は全て委ねればいい
こっちの分の笑顔もあげる

浮かんでは消えて
雲みたく流れてく空を
見上げたときには時すでに遅しで
光は涙雨

浮かぶは涙雨
さらりゆれる背中にさよなら呟いて
遠ざかってく姿も見えないみたいだ

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