2016年5月26日木曜日
雨降る夜に見る月
当たり前が当たり前じゃなくなってく
その恐怖と言ったらないよな
僕らの世界は保証されているはずだと
傲慢な陰が声高に叫ぶ
ひとつ疑えばまたひとつ
生き永らえるほど増える疑念
終いにゃ全てが疑わしくて
この身さえも嘘か誠か
目に映るものさえも信じられない
疑惑の螺旋に捕まって
ここから逃げたくて逃げたくて
走り出した昨日すら夢か現か
現実とか虚構とか
それすら見えないどつぼに嵌まって抜け出せない
不確かな意識の中見えるのは
雨降る夜に見る月
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